ザ パラダイム21
気学編

書籍名 部・章 部・章 販売店
ザ パラダイム21
気学編
第1部
理論編
第2部
実際編
アマゾンストア
概要  目次 はじめに  1章  2章  3章  4章 5章   6章 おわりに   

ザ パラダイム21 気学

目次

はじめに

第1部 理論編 生体未科学現象に秘められた科学的真実を解く・・・13

第1章 気学理論 【QiT1】・・・15
     恒常性の謎を体内量子比のもと解く
 1.0 序・・・16
 1.1 生体に必要なイオン数 ・・・18
 1.2 体内量子比・・・33
 1.3 恒常性と体内イオン数の関係・・・37
 1.4 理想的な非局所性量子比 ・・・52
 1.5 マイナスイオンに関する誤解 ・・・56

第2章 気学理論 【QiT2】・・・59
     体内量子比検知振り子の実際を体内量子比のもと解く
 2.0 序・・・62
 2.1 体内量子比を検知するには ・・・63
 2.2 非局所性量子比の湿度特性 ・・・68
 2.3 体内量子比比検知振り子の実際 ・・・72
 2.4 中立領域における体内量子比検知振り子の動作 ・・・84
 2.5 各環境における体内量子比検知振り子の実際 ・・・87
 2.6 体内量子比検知振り子の取り扱い ・・・89
 2.7 体内量子比検知振り子の応用分野 ・・・91

第3章 気学理論 【QiT3】・・・99
     外気力ー重力変換理論の謎を体内量子比のもと解く
 3.0 序・・・100
 2.1 体内量子比検知振り子の動作原理 ・・・102
 2.2 体内量子比検知振り子の動作・・・114
 3.3 体外イオン比流 ・・・123
 3.4 統合波動方程式・・・131
 3.5 体内量子比流増幅機構・・・136
 3.6 体外量子比流の検証・・・146
 3.7 気力と他の力との関係・・・163
 3.8 生体論理 ・・・167
 3.9 従来科学にとって不都合な真実・・・179

第2部 気学実際・・・179
     生体未科学現象の実際

第4章 気学理論 【QiT4】・・・181
     ダウジング、O-リングテストの謎を体内量子比のもと解く
 4.0 序・・・181
 4.1 占い振り子 ・・・184
 4.2 Lロッド ・・・194
 4.3 O-リングテスト ・・・202
 4.4 体内量子比(気)検知器 ・・・207

第5章 気学理論 【QiT5】・・・213
     意識の謎を体内量子比のもと解く
 5.0 序・・・214
 5.1 意識・無意識 ・・・215
 5.2 性悪善為 ・・・222
 5.3 意識の応用分野・・・227

第6章 気学理論 【QiT6】・・・231
     気・経絡・経穴の謎を体内量子比のもと解く
 6.0 序・・・232
 6.1 気・経絡・経穴・・・239
 6.2 経絡と経穴との関係・・・243
 6.3 経穴のメカニズム ・・・251
 6.4 生体イオン比の推測と改善 ・・・256
 6.5 応用分野・・・265
 6.6 生体光 ・・・268
 6.7 この世からあの世へ・・・270

おわりに・・・277
参考文献・・・281
付録1 QITube 動画リスト :
     YouTube チャンネル 「ザ パラダイム21」

奥付
・・・285 


はじめに

21世紀に至っても解明されていないとされる生体未科学現象(体液恒常性、ダウジング、意識・無意識、気・経絡・経穴)について従来科学の基本とされるシュレジンガー方程式を包含する「統合波動方程式」および「外気力―重力変換理論」のもと「量子比問題」として「意識認知科学」、「気学」、更には従来科学を超越した「気電弱統一」へと発展する可能性を理論的に解明することができた。その違いの原点は技術偏重の従来科学および自然偏重の生体未科学の底流にある両者の基本概念に必然性があるかどうか、強いて言うと「電流」対「量子比流」およびこれらの流れ方向の定義に起因している。

自然界に壁がある筈はない。今や自然に忠実な仮説力が問われ、従来科学側の「排他の壁」および未科学側の「寛容の壁」を乗り越えて理論的に解明することが求められている。そこには相似性と連続性がある筈なので躊躇する必要はない。

従来科学は自然界の現象を矛盾なく解明しながら創造され、多くの科学技術を発達させてきたので、逆に科学によって解明されない未科学はある筈がない。仮に解明されずに今日に及んだとすれば、当該現象が余りにも複雑かつファジーなため人智が及ばなかっただけである。本来自然界はそれぞれバランスのもと成り立ち秩序を求めている。森羅万象「原因あっての結果」。そこには自然ならではの法則がある筈である。その本質をできるだけ忠実に仮定できれば、当該生体未科学現象ならではの理論が見いだせる筈である。

本書は素人ならではの飽くなき挑戦を余儀なくされた前人未到の21世紀のパラダイム創造記の序編である。

第二の人生で未知との遭遇を契機に当該生体未科学現象を研究してきた。その原点は10年以前に余りにもファジーな「空気イオン」の健康効果・環境効果の謎を解くことにあった。その結果、電子書籍「今、世界観が変わる」の初刊(2012)以来、「ザ パラダイム21」(気学編)シリーズ(2018)にもとづき新たに「ザ パラダイム21 気学編」を発刊することにした。

 古来、数多くの学者が「生体未科学」現象(気・経絡・経穴、意識、ダウジング・Oリング、体液恒常性(以後、恒常性と略称する)など)に関心を寄せ挑戦してきた。しかし、その核心はベールに覆われ、全容が解明されておらず、科学者をして擬似科学と非難されがちであった。21世紀になっても未解明とされる生体未科学現象にはイオンが関わるものと思われる。とりわけ意識に関わる問題解決によって世界観が変わるとされてきた。ところが、これらの当該生体未科学現象は学域を超越したファジーな現象を呈するので、学域においては敬遠されがちな未科学領域とされてきた。

 当該生体未科学現象は、一学問分野の範疇では解明できないほど複雑な関わりがある。これを正しく理解し究明するには、さまざまな分野に及ぶ学際学問、業際技術によるところが大である。

 「マイナスイオン」が健康によいことは20世紀初頭から言い伝えられてきたが、完璧に解明されないまま今日に至っている。そこで、単純に「マイナスイオン」の不足と捉えられ、「マイナスイオン」がひとり歩きしている感がある。ところが、学識者や評論家などの中には古くて新しい「マイナスイン」について、従来の科学にない似非科学として安易に否定的・排他的な評価・批判に至っている面が見受けられる。そこに見られる排他的見解は、自然が発するシグナルを見過ごさせたり、真の解釈を間違えさせたり、先見的な発想の芽を摘み取り、医療・科学技術の進歩発展を阻害することとなり兼ねない。

 われわれは、恒常性、即ち、「生体量子比」、「非局所性量子比」が関わる許容範囲の「体内量子比」のもとで活かされている。「空気マイナスイオン」の世界は、「その数の多さをもってよし」とするものではない。そこで、著者はマイナスイオン応用商品を普及するには、誰もが「空気イオン比(非局所性量子比)」の改善を体感できる方法を確立するのが先決であると考えた。

 当初、占い振り子、Oリングテスト、といった生体に関わる不思議な現象に遭遇した。そこに秘められた「体内量子比」の謎は、生体を介してはじめて認知科学的に捉えることができる筈である。これらの当該未未科学現象を通じて、「結果があるところ、必ず原因がある」と考え、過去にとらわれることなく未知の世界に挑戦し、真の創造力を発揮すれば科学的に解明できないものはない筈であると確信した。

 従来の医・科学文明を享受しつつ、「マイナスイオン」界の未科学領域を払拭するためには、従来科学技術の延長では果たし得ない、恒常性にもとづく「体内量子比」を検知できる「マンマシン インターフェイス」が正に求められている。

 そこで、「体内量子比」の謎を解くマンマシン インターフェィスの基本を、未だに理論的に解明されていないとされるこれらの未科学現象に求め、「故きを温ねて新しきを知る」ための挑戦が始まった。未知への挑戦は、素人的には困難を極め、道程は遠く10年間以上に及んだ。

 学域とは無関係なシステムインテグレータ的な発想のもと、「生体量子比」(健康)・「非局所性量子比」(環境)が関わる「体内量子比」および意識の観点から革新的モデルを構築することによって、これらの当該生体未科学現象の謎を「量子比問題」として解明してきた。

 試行錯誤の過程はあまりにも冗長なので、これらの当該生体未科学現象の謎を「体内量子比」のもと解くこととする。

本編は下記の章からなる。

第1部 気学理論 生体未科学現象の基本理論
 【第1章】 気学理論【QiT1】 恒常性の謎を体内量子比のもと解く
 【第2章】 気学理論【QiT2】 体内量子比検知振り子の実際を体内量子比のもと解く
 【第3章】 気学理論【QiT3】 外気力ー重力変換理論の謎を体内量子比のもと解く

第2部 気学実際 生体未科学現象の実際
 【第4章】 気学理論【QiT4】 ダウジング、Oリングテストの謎を体内量子比のもと解く
 【第5章】 気学理論【QiT5】 意識の謎を体内量子比のもと解く
 【第6章】 気学理論【QiT6】 気・経絡・経穴の謎を体内量子比のもと解く

科学は自然の一部であり、その99.9%は仮説 I3とまで言われる中で、本論も当然のごとく仮説理論と言わざるを得ないが多くの知見、発見、検証(医学的な検証を除き殆どが検証済み)にもとづき、反証可能な一元的な理論体系として構成されている。

 「体内量子比」という概念は、「体液恒常性」、即ち従来懐疑的に見なされてきた東洋的な「気」の概念と同じと見受けられ、洋の東西に関わらず、「気」の真意を見直す契機になるものと期待される。更に「体内量子比」、「意識」が関わる「体内量子比流増幅機構」は人類に与えられた危機回避能力を発揮するものと看做せる。その発露として「体外量子比流」が体外に放出される。そこには生体未科学現象を引き起こす「生体特有の法則」のもと従来の力の定義にはない「外気力」が働き、「外気力―重力変換理論」のもとはじめて解明ができる。

 その結果、「マイナスイオン」の謎を解く目的が図らずもその延長線上で、従来未科学とされてきた「恒常性」、「ダウジング・O-リングテスト」、「意識」、「気・経絡・経穴」などの謎をも「意識認知科学」的に矛盾なく解明できた。そして、健康、環境および意識に関わる一連の「気仮説理論」を確立することができた。

 これらの未科学領域が従来科学を超越した「気電弱統一理論」によってのみ解明され、そこに「意識認知科学」、「気学」へと発展する可能性が秘められていようとは、驚くべきことである。

これらの当該生体未科学現象は、多岐に亘る複雑系の現象のため、従来科学に新たなページを加え得る新科学が潜んでいるにも関わらず、未科学領域とされてきたと言っても過言ではない。従って、これらの領域は従来科学が全てであるとする限り、決して究めることはできない。疑似科学とされてきた由縁はここにある。如何なる自然現象に対しても謙虚に対峙しなければ、科学の発展は望めないのではないだろうか。

 この壁を乗り越えてはじめて新科学としての「気学」の創成が可能となる。

 本書は多分野(物理学、量子力学、電磁気学、大気電気学、天文学、放射線学、生化学、生物物理学、西洋医学、東洋医学、心理学、哲学、サイテクノロジー(ダウジング、Oリングテスト)など)に亘る読者をはじめ、広く科学に関心のある読者にとって多大な関心事となるものと拝察いたし、多年に亘る研究成果を「ザ パラダイム21」シリーズとして発刊します。

2012 記
2018 更新
2020 改訂版(初版)
2021 第二版


 心理学者ディーン・シモントンの言に"アインシュタインのような天才科学者はもう現れないかもしれない。ただ、まったく新しい科学的分野を創造する可能性がないわけではなく、自然界の力を完全に説明できていない理論物理学には望みがある。"とある。(Feb. 14, 2013 朝日新聞, Jan 31, 2013 Nature) 2013 2.14 付記
メニューに戻る


第1部

【第1章】
 

空気中には「プラスイオン」と「マイナスイオン」が存在しており、恒常性を保つため重要な役割を担っている。これらは自律神経に作用し、前者は交感神経を刺激し、後者は副交感神経に作用するとされている。


 一般的に、プラスイオンは健康によくない影響を与え、マイナスイオンは大体において有効であるとされている。プラスイオン傾向に崩れると、われわれが本来持っている免疫力を低下させ、健康でもなく、病気でもない半健康状態のもととなり、強いては生活習慣病の要因のひとつとされている。
 しかし、臨床実験から健康によいマイナスイオン数や理想の空気イオン比が貴重なデータとして指摘されているが、その根拠や前提条件が明確にされていない。

 一方、「マイナスイオン」は多くなければならない、多いほど良いと根拠もなく安易な批判に至る識者がいるのも事実で、業界・市民は困惑しているのが現状である。

 吸気吸収および経皮吸収の観点から生体に必要なマイナスイオン数を得るためにマイナスイオン数だけが多い必要がないことが認識できる。生体にとって重要なのは空気イオン比(「非局所性量子比」)であることが明らかになる。

 本章では「恒常性」の謎を生体未科学現象の原点となる体液恒常性のもと明らかにする。

 イオン特性および波動特性を有する非周期的な空気イオン、即ち「非局所性量子比」が体内に取り込まれ、「生体量子比」および「非局所性量子比」が相乗的に作用する局所性の「体内量子比」という概念が生体未科学現象の謎を解く重要な鍵となる。

 生体未科学現象のひとつである「非局所性量子」の生体影響は「生体量子比」、「非局所性量子比」、即ち「体内量子比」が関わる「体内量子比曲線」によって表わせる。恒常性(ホメオスタシス)を「体内量子比」で表わすと、健康状態(即ち、「生体量子比」状態)にとって理想の「体内量子比」、強いては理想の「非局所性量子比」を明らかにすることができた。

 その結果、生体未科学現象の原点は、「生体量子比」および非周期的な「非局所性量子」に起因する「体内量子比」にあることを示せた。
メニューに戻る


【第2章】
 生活環境におけるプラスイオン傾向のため「体内量子比」が崩れ勝ちで、ひと昔前の「非局所性量子比」に回復するためにマイナスイオン発生器の導入を動機づけられてきた。ところが、「非局所性量子比」の改善には至らず、体内イオン比の改善に適っていないのが一般である。ところが、「非局所性量子比」の改善には至らず、「体内量子比」の改善に適っていないのが一般である。「非局所性量子比」を検知することは高度なイオン測定器でも不可能である。

 われわれは体液の恒常性、即ち、許容範囲の「生体量子比」、強いては「体内量子比」のもとで活かされている。この「体内量子比情報」は体外にも発信されていると考えるのは極めて自然なことである。
 従って、生体を介して「体内量子比」を検知することによって、即ち「非局所性量子比」が検知者の生体にとって良いかどうかを認知科学的に認識することによってこそ「体内量子比」に関わる生体未科学現象が解明できる筈である。

 恒常性の観点から従来技術の延長では果たし得ない「体内量子比」を検知する「マンマシーンインターフェイス」が正に求められている。
 そこで、「体内量子比」を検知する「マンマシーン インターフェイス」を、生体を介した導電性振り子に求め、弊特許出願案件および一般環境での実験によって「非局所性量子比」に即応して検知者の「体内量子比」に対応する動作を認知科学的に検知できることを検証する。

 その結果、「体内量子比検知振り子」は「体内量子比」を簡単に検知できるバロメータとなり得ることが検証できた。
メニューに戻る


【第3章】
 「体内量子比検知振り子」は外部から何ら物理的な力を加えることなく動作をすることが第2章で検証された。本章では「気力―重力変換理論」の各論について述べる。

 「体内量子比検知振り子」は、「体外量子比力」を想定した力学系の動作原理に従って「体内量子比」(即ち、「生体量子比」QRlb、「非局所性量子比」MI/PI)および意識に対応して動作することが検証できた。

 「体内量子比」に応じて体液中を流れる非周期的な陰陽イオンの何れかが優位の流れが「体内量子比流」となる。そして「体内量子比流」が表皮層で逆比例的に増幅されて体外に放出され、「体外量子比流」となる。 「体外(内)量子比流」は、シュレジンガー方程式を包含する「統合波動方程式」および「統合波動関数」で表わされ、当該生体未科学現象の原点となる。
 その結果、当該生体未科学現象の原点は、「生体量子比」および非周期的な「非局所性量子比」に起因する「体内量子比」、強いては「統合波動方程式」および「統合波動関数」で表わせる「体内(外)量子比流」にあることを示せた。

「体内量子比検知振り子」は生体を介してのみ動作するので、表皮基底層(本章では手指末節掌側の表皮基底細胞について論ずる)に謎が秘められていることになる。そこには、非周期的に流れる体内イオン比流のイオンを逆比例的に増幅して体外イオン比流として放出する体内イオン比流増幅機構の存在が推測され、その謎を解く。

 「体内量子比流」の優位な方のイオンによって自律神経(交感神経または副交換神経)が働き、相応の神経修飾物質がスイッチ的に「体内量子比流増幅機構」に作用し、「体外量子比流」として放出される。しかも、意識状態(「無意識・肯定的意識」および「否定的意識」など)によって動作が異なることから、意識を変えると本来とは異なる神経修飾物質が放出されるような「意識スイッチ機構」の存在が推測され、その謎を解く。
 これらのことから、脳内には「意識スイッチ機構」、表皮基底細胞には「体内イオン比流増幅機構」の存在、および従来の論理機能とは異なる生体特有の「生体論理」の存在が推測され、その謎を解く。

 
 「非局所性量子比場」における「体内量子比検知振り子」の動作は、従来の電磁気学とは異なる非周期的な「量子比流」に特有の法則、即ち「非局所性量子比場」の方向は「量子比流における右ネジの法則」」(アンペールの「右ネジの法則」に対する法則)、「外気力」の方向は「量子比流における左手の法則」(直線電流におけるフレミングの「左手の法則」に対する法則)に従うものと推測され、その動作原理の謎を解く。

 その結果、「外気力―重力変換理論」は生体特有な生体論理および「量子比流」に特有の法則から成り立ち、「外気力」と従来の力との関係を明らかにすることができた。
 「外気力」は従来の力の概念とは明らかに異なる「新しい力(第Xの力)」と考えられる。
 更に、敢えて電流をe−の流れ方向と再定義すれば、「気電弱統一理論」が成立することを示唆している。
メニューに戻る


第2部

【第4章】
 古来、精神を探るために占い振り子、物を探すために「Lロッド」などの「ダウジング」が使われてきた。技術の進歩とともに説明するための理論が変遷してきたが、基本は全く同じとされてきた。即ち「物質には特有なエネルギーがあり、ダウジングはその物質特有の電気的振動パターンをキャッチして増幅する。しかも、ダウジングは意識との関わりをもつ技術である。」とされてきた。
 しかし、決定的な理論的解明がなされないため、今日に至るまで非科学的な技術とされている。
 
 「O−リングテスト(創始者 大村恵昭博士)C4は、米国の知的所有権を得た生体診断方法として、医学界の一部で実施されてきた。その原理は、体にとって好ましくない物質や人体の異常な部分が発する体内情報を、第三者(テストのパートナー)を介在した検知者の指先をセンサーとして検知する方法」とされてきた。しかし、「生理学的にも、科学的にもその正体はまだ分らず、未だ未科学」とされている。

 ダウジング(占い振子、Lロッド)、O-リングテストは、複雑な条件のもと動作するため、従来、反復証明が不可能な生体未科学現象とされてきたともの考えられる。 

 「体内量子比流」が「手指末節掌側」に存在が推測される「体内量子比流増幅機構」QAMP−Bで逆比例的に増幅された「体外量子比流」、即ち「体内量子比」f(MI/PI)状態(「生体量子比」と「非局所性量子比」との相乗積)および意識状態に関わる「気仮説理論」【QiT3】3によって、これらの生体に関わる未科学現象の謎を「意識認知科学」的に解く。

 その結果、それぞれの動作原理が解明できたので、「生体量子比」、「非局所性量子比」が関わる「体内量子比」、「意識」のそれぞれの状態をより直視的に検知できる「体内量子比検知器」のあり方が分かった。
メニューに戻る


【第5章】
 「意識は「科学的方法」に馴染まないが、無意識は馴染み易い。」G2 P220〜221とされている。
また、「重力理論と量子力学が統合できると意識の問題は解決する」G12 P211(ロジャー ペンローズ)とされている。

 第1章〜第4章から分かるように「外気力―重力変換理論」によって意識状態が体外的に認知できることが検証された。
 本章では、目に見えない意識状態、即ち「心の状態」を体系化することによって、従来解明されていなかった意識の謎を「意識認知科学的」に解く。
 即ち、意識(心)状態は意識と無意識に大別できる。一方の「意識」は一般に「正常意識」のことである。この状態では「肯定的意識」、「否定的意識」、「不安定意識」、「中立意識」が流動的に変動している。「正常意識」が何らかの要因で制御できなくなった状態が「異常意識」である。もう一方の「無意識」は「日常的無意識」および日常的にはアクセスできない特殊な「非日常的無意識」がある。更に「意識・無意識」を超越した意識が「非意識」状態である。

 その結果、心の問題を解くには「意識」の体系化こそが重要となり、「意識」は論理的言語で表わすことができる。
 このように考えると、「外気力―重力変換理論」にもとづき意識状態の全てを「体内量子比検知振り子」によって意識認知科学的に反証できることを示唆している。

 「肯定的意識」と「否定的意識」を「意識認知科学的」に検知することができるとなると、大胆にも哲学的な論点まで言及することができることになる。
 更に、「無意識・肯定的意識」と「否定的意識」との違いが意識認知科学的に検知できることになるので、意識に関わる応用分野が拓かれることが期待される。
メニューに戻る


【第6章】
 古来、気、経絡、経穴(ツボ)については諸説あるが、未だに決定的な解明には至っていないようである。経絡は、血管や神経のように目に見える組織ではないので、西洋医学の考え方では説明不可能なものとして、「気」の存在を認めたがらない傾向がある。
 しかし、「先端的な研究では表皮と神経系、内分泌系との接点が垣間見られ、実験科学的メカニズムが解明されることが期待される」とされている。

 本章は、第1章〜第5章の基本概念の延長線上にあり、古来謎とされてきた「気・経絡・経穴」の正体、およびそれらの相互のメカニズムは、「外気力―重力変換理論」の基本概念の延長線上にあると推測される。
 そこで、「体内量子比流」のうち組織液中のイオンの流れ、即ち「経絡組織液量子比流」に関わる「体内量子比流増幅機構」QAMP−Oに着目することによって、気・経絡・経穴の謎を解く。

 その結果、「気」は「体内量子比」のことである。「気」の流れは「体内量子比流」、その媒体は血液および組織液である。「気」の主な通り道は血管および神経に系統制御された「経絡」である。後者は組織・器官間の隙間であり、「経絡組織液量子比流」は血管とは付かず離れず流れる。経絡の特異な場所(体表との出入り口)における「体内量子比流増幅機構」が「経穴」の正体である。「経絡」と臓器器官および「経穴」との関係は、同じ系統の「経絡組織液量子比流」で繋がった受発信機能をもつ端末機のように主たる経絡に対応して「経絡LAN」を形成している。

 「経穴」Tinは当該臓腑器官Zinのイオンの放出口であり、当該「経絡」における直前の「経穴」Ti(n−1)は当該臓器器官Zinへのeの流入口となる。
 「手指末節掌側」および「経穴」部位以外の体表全体の表皮基底細胞にも「体内量子比流増幅機構」は存在し、「一般組織液量子比流」、即ち体全体の「生体量子比」の影響が現れる。

 これによって体液の恒常性の乱れの検知方法、「体内量子比」の改善、強いては「生体量子比」の改善方法を推察することができる。
 これらは「気仮設理論」にもとづくシステム的な方法なので、東西の壁を越えて部分融合した「体内量子比(気)学」が拓かれることを示唆している。

 また、「生体光」は、「体内量子比流増幅機構」QAMP-BおよびQAMP-Oに着目することによって{体内量子比流」の放射現象と推測できる。
 更に、この世からあの世への生体未科学現象も体内量子比に着目することによって推測できる。
メニューに戻る


【おわりに】
 当該「気学理論」は、従来医科学の基礎理論およびデータに立脚しており、従来医科学を否定するものではなく、生体未科学領域の解明のため、寧ろ従来医科学を補完する新科学領域の創成に関わるものである。
 「気学理論」の本来の目的は、マイナスイオンの謎を解くことにあったが、図らずもその延長線上で、従来未科学とされてきた「恒常性」、ダウジング、O-リングテスト、「意識」、「気・経絡・経穴」などの謎をも「意識認知科学」的に矛盾なく解明できた。
 当該生体未科学現象の謎に秘められた複雑な動作原理は、独自の「体外量子比流測定システム」、「気検知器」を併用することによって、データ的かつ視覚的にも納得がいくように、一層科学的に究明することが可能となった。

第1部 気学理論 生体未科学現象の基本理論

 第1章:イオン特性および非周期的な波動特性を有する「非局所性量子」が体内に取り込まれ、「生体量子比」および「非局所性量子比」が相乗的に作用する「体内量子比」という概念が当該生体未科学現象の謎を解く重要な鍵となることが明らかになった。恒常性を「体内量子比」で表わすことによって、「生体量子比」にとって理想の「非局所性量子比」を明らかにできた。

 第2章:「体内量子比検知振り子」は「体内量子比」、即ち、「生体量子比」、「非局所性量子比」に従って動作し、「体内量子比」のバロメータとなり得ることを検証できた。

 第3章:「体内量子比検知振り子」の動作原理が明らかとなり、「体内量子比」、即ち、「生体量子比」、「非局所性量子比」、および「意識」に従って動作することが明らかになった。「体外量子比流」はシュレジンガー方程式を包含する「非線形(統合)波動方程式」および「非線形(統合)波動関数」で表わせ、当該生体未科学現象の要因となることを解明できた。「体外量子比力」、即ち「気力」は、従来の力の概念とは明らかに異なる「新しい力(「第Xの力」)」と考えられ、生体特有な「生体論理」および「量子比流」に特有の物理的な法則からなる「外気力―重力変換理論」を確立できた。即ち、当該生体未科学現象は「量子比問題」として解かれ得ることを解明できた。

第2部 気学実際 生体未科学現象の実際

 第4章:「ダウジング」、「O-リングテスト」は、「外気力―重力変換理論」に従って「意識認知科学」的に動作することが解明できた。その結果、「体内量子比(気)検知器」(「Qitector」(登録商標))を開発できた。

 第5章:「意識」は、意識認知科学的に体系化され、論理言語で記述でき、逆にそれらを認識できることを解明できた。

 第6章:「気・経絡・経穴」の正体は、それぞれ「体内量子比」、神経に系統制御された「体内量子比流」が流れる経路、「経絡」上の「体内量子比流増幅機構」であることが解明できた。従って、東西医学の部分融合が期待できることになる。更に生体光、この世からあの世などに関わる生体未科学現象も量子比問題として解明できた。

 その結果、基本となる「気電弱統一理論」によって当該生体未科学現象が一元的に解明された。即ち、「量子比」の概念によっていわば「気学」領域にまで発展可能となった。人類は「生体量子比」および「非局所性量子比」、即ち適切な「体内量子比(気)」のもと活かされてきたことを知らされた。

 そこで、「気学理論」は近々のうちに「気検知器」によって「意識認知科学」として広く認識され、当該生体未科学現象が「気学理論」【QiT1】〜【QiT6】において自明的となり、異分野における学域との融和のもとでも活用されることを期待される。

 森羅万象「原因なくして、結果なし」、逆に「結果があるところ、必ず原因がある」と言える。自然は嘘をつかない。自然は偉大な教育者である。 科学は自然の一部でしかなく、発展のプロセスにある。複雑な当該生体未科学現象に対して、われわれは謙虚でありたいものである。

 混沌とした当該生体未科学現象は、従来科学だけでは解明できず、学域を越えたシステム統合があってはじめて解明できる複雑系の現象である。学域を超えた創造があってこそ新科学としての仲間入りが可能となるのではないか。 従って、これらを疑似科学、況や似非科学と言うのは早計である。

 疑似科学とは、ひとつふたつの学問分野では解き明かせない多分野の学際領域に亘る複雑系ゆえの未科学と言える。当該生体未科学現象も事実に基づき慎重に仮説を積み重ねていくことによって、「温故知新」のごとく新発見に辿り着くことができる。21世紀はこれらが周知となり、非線形量子比科学の幕開けの時代となるものと確信したい。

 「壁ある知」は未科学を疑似科学として阻み、「壁なき智」は擬似科学を未科学として受け入れ新科学を独創する。 洋の東西、学域、属域に壁があろう筈がない。今や、各専門分野の排他的な壁を乗り越え、未科学分野の科学的解明が求められている。如何なる権威や組織においても真理を曲げることはできない。

 本来、科学は自然の一部である。科学は人間が作った枠組みだが、自然は神が創った枠組みである。従って、排他の壁に阻まれた科学領域は未科学を否定することはあるが、寛容な壁に覆われた未科学領域は科学を否定することはない。未科学を解明できない科学は真の科学とは言えない。故に真の科学者は未科学を否定することはない。そうした中で従来科学領域は閉塞状態にあり、新たなパラダイムが求められる状況にある。今や新科学領域創成のためにも仮説力が問われている。従来科学で説明できないからと言って当該生体未科学領域を否定することは、自然はもとより神をも冒涜することになる。

 生命の起源および進化の過程を考えたとき、古来適切な「生体量子比」および「非局所性量子比」、即ち適切な「体内量子比(気)」のもと我々は生存してきたことを知らされた。そして生まれてから死に至るまでの当該生体未科学現象は統合波動方程式をもととする量子比問題として解明することができたことになる。従って、近未来の医科学技術の更なる発展は「量子比問題」の延長線上にあるようである。

 哲学者ショーペンハウアーの言に「如何なる問題も、それが認知されるまでには三つの段階を経るものである。第一段階では笑止千万なものに見え、第二段階では攻撃され、第三段階では自明的なものと見なされるようになる。」とある。

 濃い霧に覆われ見え隠れする神秘な山を目指し、軽装ながら慎重かつ大胆に単独登山を決行した。多くの挑戦者の行く手を阻み続けた岩壁も裏に回れば桃源郷で新発見の数々に驚嘆しつつ、念願の登頂ができたようだ。峰々を覆っていた霧は一瞬に消え、遥か彼方まで尾根は連なり絶景かな。未踏のルートを極め、気分はまさに爽快なり。健脚の限り彼方の峰にも挑戦してみたいものである。

 本書は、電子書籍「ザ パラダイム21 気学編」シリーズの集大成版である。

目次に戻る
ホームに戻る